大晦日はお父さんとお酒を飲むのだ
気付けば年の瀬。
12月31日は実家で過ごすことに決めている。
食事は夕方6時頃から始められる。
この日だけは食卓ではなく茶の間のテーブルを囲んで食事をする。
集まる兄弟。
避けようとする猫。
並ぶ寿司とオードブル。
注がれるビールとサイダー。
父が紅白と民放を行ったり来たりさせて揉めたのも昔の話。この歳になると誰も文句を言わなくなった。
年を越すと父と近所の神社に行く。
冷たいコーヒーを買って家路につく。
そして深夜のお笑い番組を父と観はじめる。
2時頃、父が寝ると僕もようやくお風呂に入り寝るのが毎年の通例である。